孤児院で育った幼馴染のレインと二人組で活動する泥棒チャッター。レインと喧嘩した後、別れて一人で依頼を受け、宝石を盗みに行った屋敷で公爵の息子デルムートと恋に落ちる。チャッターは大胆にも正体を隠したまま田舎の令嬢のふりをしてデルムートとの関係を続け、1ヶ月も経たないうちに互いの愛を確認し結婚の日取りまで決める。しかし、喜びも束の間、チャッターは結婚式の前日に突然誘拐されてしまう。見知らぬ場所で自分を救ってくれるのはレインとデルムートだけ。チャッターは脱出を考えながら、必死の思いで二人に送れない手紙を書く。