私・菜花くるみとクラスメイトの空橋星羅は、まだまだ友達ですらなくて、教室じゃほとんど話すこともない。平凡な私と学校一可愛いと噂される女子では、クラスでの立ち位置だって違うのだ。 それなのに、私は。 今、彼女に首輪をつけようとしている。 「……わかった。つけるからね」 私はそっと、彼女の金色の髪に触れ。 淡いピンクの首輪を、彼女の白い首に――。