青雲派の2人目の人物であったペク・ウォンヨンは、何らかの事情で組織を離れ、新しい生活を始めなければならない。ウォンヨンは引っ越した町で偶然、美術学院の運転手募集の広告を見て衝動的に応募し、美術学院の院長であるスユンと面接を受けることになる。 「面接まで来ていただいたのに、もしお断りされるかと思うとどれほど心配したか分かりません。ウォンヨンさんは知らないでしょう？私がどれだけ待っていたか。」 「……。」 「えっと、私、言い方が変でしたか？ごめんなさい。そんな意味じゃないのに、恥ずかしくて……。」 スユンは気まずく笑いながら手を差し出した。 「これから一緒に働く仲ですから、軽く握手でもしましょうか？」 ウォンヨンとの初対面から好感を持ったスユンは、快くウォンヨンを採用する。その後、一緒に働く中で自然に絡み合った二人は交際を始める。 「ウォンヨンさん。」 ウォンヨンの目が大きくなった。スユンは彼の反応を見て逆に安心した。そのおかげで無謀な勇気を出すことができた。 「私も……ごめんなさい。」 何について？ 頭の中に浮かんだ疑問が消えないうちに、スユンがウォンヨンの襟をつかんだ。瞬時に起こった出来事だった。襟を下に引っ張ると、ウォンヨンは無抵抗に下に落ちた。あっという間に二人の体が重なった。スユンは顔を横に向け、そのままウォンヨンと口を重ねた。柔らかい唇が小さな隙間にぴったりと合った。 しかし平和も束の間、ウォンヨンが組織を出る原因となったソヒが動き出す。部下から知らせを受けたウォンヨンはソヒを止めようとするが、逆に危機に陥る。 「虫けらのようにどこに隠れているのかと思ったら……。」 結局、ウォンヨンはスユンとみんなを守るためにソヒと対峙する。一方、スユンもウォンヨンの秘密とすべての真実を知り、ウォンヨンを追いかけることになる……。