家が没落し行く場所を失ったジョンダンは、父が小作人として働いていた大名家の紹介で、当時の権力者で親日派のヨチョムンの家に落ち着くことになる。そこで出会ったヨ氏家の令嬢、ヨンヒ。ジョンダンは、ある日市場で自分にキスをして逃げた男と同じ香りがヨンヒから漂ってくることに気づき、言いようのない感情を抱く。令嬢と召使の関係を超えて深い絆を築いていく二人だったが、ヨンヒの婚礼をきっかけに別れ、ジョンダンはすべての連絡を絶って姿を消したヨンヒを探し始める。