ぼんやりと霞むような春に、散ることのない桜を求める—— その春、あなたの眼差しはまっすぐで。 私にはそれが少し、眩しかった。 ——生徒会長、宮本花澄。 長くて短い季節の中で温かい想いを交わす、オリジナル青春百合小説。