皇帝リュウヨンが治める国、ジュウカン。そこでは皇后になる人は簡単に選ばれてはいけないため、3年という時間をかけて試験を行い、最後の一人に皇后の座を与える。皇后に昇るまで候補者は皇帝と寝ることもできない。皇后になる最後の候補者、ジユとユアン。二人だけの皇后候補であるため、お互いに対する憎しみと嫉妬が凄まじい……！ ある夜、ユアンは入浴中に倒れたふりをして皇帝を呼ぶ計画を立て、密かに媚薬を盛った。皇后になるまで皇帝と寝てはいけないが、皇帝が直接襲ってくるなら話は変わるはず！卑劣な方法だと思いつつも皇帝を待っていたその時、皇帝ではなくジユがやってきた？！ 「まあ、倒れたと聞いて助けに来ましたが、元気そうですね？」 「そ、それが…！」 「湯の中で全裸で皇帝陛下を迎えれば何かが変わると思っていましたか。実に純真ですね。」 ジユの視線がユアンの胸に向かう。真っ白なチョゴリが彼女の体にぴったりと張り付いて、彼女の丸い胸をそのまま見せていた。 「こんな艶やかな体を持って皇帝を誘惑しようとしたのですか。」 「い、いえ、それが…」 ジユはユアンにぴったりと寄り添い、彼女の足を撫でた。ユアンはこれが何の状況なのか理解できなかった。そして、彼女の目の光にどこかおかしなところがあることに気づいた。 「媚薬…！」 媚薬を使って皇帝を誘惑しようとした罰を受けるのだろうか。ユアンは自分の肩に寄り添い、優雅な声で誘惑するジユの声に目をぎゅっと閉じなければならなかった。