先輩はもう、大丈夫だね。 ついに始まる生徒会劇。 それは燈子にとって目的であり、 今までの自分を出し切る終着駅のはずだった。 侑の願いが込められた脚本が燈子の心にもたらすものは。 そして──そのときが訪れる。 「私だけがあなたの特別でいられたのに」