由緒ある武家の私生児として生まれ、捨てられた騎士セネカ・アルビナ。恩人の助けを借りて再起し、高い地位に上り詰めたが、偽証と濡れ衣の前にすべてを失った。絶望の中で崩れ落ちたセネカの前に、昔の恩人イリーナ・ロマノバが現れる。二年ぶりの再会で彼女が差し出したのは、「誘拐しに来ました。」という首輪だった。「監禁もします。」