高校三年生の桐島カヤ子は、学校生活の中で孤独を感じ、まだ見ぬ将来に漠然とした憧れと不安を感じていた。そんな中桐島は、わけあって留年したため周囲から浮いていた遠藤雅美と仲良くなる。遠藤はなぜか都会の音楽や本に詳しく、桐島の知らない世界を教えてくれた。そんな遠藤に桐島は強く憧れるようになり、自分の可能性にも気づいてゆく。