これは、 北の大地で巻き起こる 少女たちの群像劇。 辻倉ちとせは高校受験を目前に控えた中学3年生。 隣町の図書館でバイトをしている、皐冬歌に淡い憧れを抱いていた。 しかし、冬歌が図書館のバイトで長期の休みに入ってしまい、 唯一の接点を失ったちとせは冬歌への思いを募らせる…… 「私、あなたのことこんなにも好きだった」 憧れを胸に、冬歌を追いかけ同じ高校に合格を果たしたちとせだったが、 高校で再会した冬歌はちとせを冷たくあしらって……