現実に順応し、適度に良心的で適度に利己的に生きてきたスンア。 彼女の命よりも大切に思っていた妹が、彼女の目の前で交通事故で亡くなる出来事が発生し、その後スンアの人生は惨めに崩れ去る。 彼女は世の中への怒りと妹への罪悪感で日々苦しんでいたところに、人間の悪党処理集団「蠍の時間」のヘッドハンターが現れる。 もう失うものがなかったスンアは、彼女の提案を受け入れ、組織に入ることになる… 昼は書店でアルバイトをし、夜は犯罪者を処罰しながら昼夜の二重生活を送っていたスンアの前に二人の女性が現れ、彼女は再び手に負えない渦に巻き込まれていく。