離婚専門の弁護士。冷静で冷たい勝負師。常にソンヒョンの後をついて回る形容詞だった。彼女、クォン・ウンジョンに出会うまでは。 その日も例外なく離婚を相談する依頼人に会うため、代表室のドアを開けた瞬間。 「ソン弁、クォン・ウンジョンさんは知ってるよね?」 依頼人はソンヒョンもよく知っている当時有名だった歌手、クォン・ウンジョンだった。