少女と女の尊くないおねロリ復讐劇、第二幕。舞台は西ベルリンへ。 女たちと少女たち、6つの思惑が交錯する。 声を失った少女フレーゲルが国家保安省の特務機関に配属されてから、約半年が経っていた。 相変わらずエレナを殺そうとしては返り討ちに遭う日々を繰り返し、無力感に打ちひしがれてゆくフレーゲル。 一方エレナの副官イングリットはそんな二人の関係を気にかけ、フレーゲルの復讐を思いとどまらせようと奔走する。 そんな折、三人は任務を受け壁に囲まれた街・西ベルリンへと降りたつ。だがそこには彼女らを翻弄する悪意が待ち受けていた―― ジャーナリストの失踪、亡命への道、もたらされる選択肢。 1982年、冷戦下で交わされる殺意と激情の応酬。東ドイツ殺伐おねロリ復讐劇、第二の幕が上がる。 本書にはR15相当の描写があります。